增刪卜易で読む「總斷千金賦」(4)

增刪卜易で読む「總斷千金賦」

三合について。

底本には、「三合には、日月を含んでも良い。」の記述が欠けている。以下の暗動や応期に関わる項目なので、最初から無かったとすれば不親切である。別本には記載がある。

家宅に関しては、底本と別本に、「内」「外」の字に齟齬があるが、ここでは底本のままとした。

これも特殊な判断例である。占断に於いては、特定の断法に固執することを忌むことは、繰り返し記述される。日本式断易では、卦象を一切見ないが、六冲卦が六冲卦に変じ、離が坤に変じているのは、吉の部類ではない。和解は無いが、大きな争いにならずに収まった感じである。また、爻が乱動しているものの、非常に特徴的で再占の余地もないであろう。

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