しばしば出てくる「旧注」とは、主に【卜筮全書】である。この旧注部分は、引用の際に省略されることが多く、また、多少の食い違いもあるので、ここで紹介している訳文では、「千金賦」に対する注釈を損なわないように【卜筮全書】原典から引用して挿入することがある。以後も同じ。
月建日辰は天体である。故に八字の命式中に於ける判断とは少々異なる。
「妬合」といえば、命理中に出現した場合、奪い合うことを示すが、易占の場合、卦中に同支が出現しても易卦側からこれを奪い合うことはないということである。
「三刑」「三合」は、三字すべて存在しても、動きが無いか、一字のみしか動かなければ成立しない。この三刑と三合に就いては、構成する二字が動いていると、欠けている残りの一字が応期となる。暗動は見落としやすい。
日辰章、月将章は既出である。
伏神は、空亡と同じくその示すところが多様である。
用神が卦中に無いことには理由がある。日月にも無ければ大体は大凶とする。
日月は天体である。そこからのメッセージを読み取ることはあっても、占者が日月を支配することはできない。
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