增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(20)

用神と忌神の関係に於ける生剋と吉凶判断。 世爻と用神の関係とその生剋は、占的によって判断が大きく変わる。 世爻に官鬼が附いていることと、子卯の刑を看なくても、音信消息に期待できないことが示されている。 ...
增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(19)

進神退神の続き これは進神で月破に化している。金の旺じる秋ではなく、月破が合する時に応じたのである。 これは日冲を受けて空に化す。 乱動しているので、じっくり判断する。帰魂卦と反吟は看ない。また、こ...
增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(17)

冒頭の爻象に関する記述以後は進神退神に就いてです。分量が多いので三回に分割します。 「交」と「重」の基本的解釈として、過去から現在、或いは現在から未来といった時空列の固定的な概念は、判断に於けるルーティンワークの紛れや迷いを排...
增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(16)

凶兆あれこれ。 経験を積んで行くと、往々にして意味不明の得卦が出現するので、その真意を探る必要が出て来る。千金賦後半の增刪卜易の追加分に於ける解説に詳しい。 用神が刑冲等を受ければ必ず影響があるのは前述の如し。...
增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(18)

進神退神の続き 近病は冲に逢えば癒えるとする。六冲卦の大壯に変じていることには言及がない。もとより卦象を看るまでもない。 即決の短期占に於いては、共に月建に旺じていれば退かないとする。日辰が動爻を冲しているので、...
增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(15)

再び「死墓絶空」「刑冲剋害」等の吉凶の読み取りと確定について。增刪卜易には、十二運に関する削除と、旺衰と官鬼について二項目を追加する。 用神は冲剋等を受ければ必ず影響がある。旺衰によってその強弱を測る。 月建によ...
增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(14)

世爻と忌神の関係。增刪卜易では、卦身を世爻とするのは、既出の通りである。 忌神持世が動いて用神を化出することに就いて。これは例外というほど少なくもないので、頭に入れておくと役に立つ感じであろう。例によって、一つのことに固執...
增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(13)

墓と冲剋 子孫は本来、財の元神であるが、金爻は丑が墓となる。金の生旺墓絶は特殊であり、既出の「生旺墓絶章」に解説がある。この卦は、日辰が用神の墓を破壞し、空亡を実にする。すなわち用神の力量が判断の鍵となる。 三...
增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(12)

しばしば出てくる「旧注」とは、主に【卜筮全書】である。この旧注部分は、引用の際に省略されることが多く、また、多少の食い違いもあるので、ここで紹介している訳文では、「千金賦」に対する注釈を損なわないように【卜筮全書】原典から引用して挿入するこ...
增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(11)

用爻に於ける支合三合や、剋制刑冲について。 用神に対する各種の作用。增刪卜易では、「有傷須救。無故勿空。」が刪られている。 旧文の「卜筮全書」では「自空化空。必成凶咎。」である。「卜筮正宗」も同じ。 ...
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