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增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(18)

進神退神の続き 近病は冲に逢えば癒えるとする。六冲卦の大壯に変じていることには言及がない。もとより卦象を看るまでもない。 即決の短期占に於いては、共に月建に旺じていれば退かないとする。日辰が動爻を冲しているので、...
增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(15)

再び「死墓絶空」「刑冲剋害」等の吉凶の読み取りと確定について。增刪卜易には、十二運に関する削除と、旺衰と官鬼について二項目を追加する。 用神は冲剋等を受ければ必ず影響がある。旺衰によってその強弱を測る。 月建によ...
增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(14)

世爻と忌神の関係。增刪卜易では、卦身を世爻とするのは、既出の通りである。 忌神持世が動いて用神を化出することに就いて。これは例外というほど少なくもないので、頭に入れておくと役に立つ感じであろう。例によって、一つのことに固執...
增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(13)

墓と冲剋 子孫は本来、財の元神であるが、金爻は丑が墓となる。金の生旺墓絶は特殊であり、既出の「生旺墓絶章」に解説がある。この卦は、日辰が用神の墓を破壞し、空亡を実にする。すなわち用神の力量が判断の鍵となる。 三...
增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(12)

しばしば出てくる「旧注」とは、主に【卜筮全書】である。この旧注部分は、引用の際に省略されることが多く、また、多少の食い違いもあるので、ここで紹介している訳文では、「千金賦」に対する注釈を損なわないように【卜筮全書】原典から引用して挿入するこ...
增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(11)

用爻に於ける支合三合や、剋制刑冲について。 用神に対する各種の作用。增刪卜易では、「有傷須救。無故勿空。」が刪られている。 旧文の「卜筮全書」では「自空化空。必成凶咎。」である。「卜筮正宗」も同じ。 ...
增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(10)

太歳とは、天子の星である。 太陽は地球を支配し、月は地球の地軸を安定させ、四季を作り出し、全ての生物を育む。そして、木星は公転の際に太陽を揺さぶる。 太歳を看ることが少ないのは、平民庶人とは関りが無いからだというのが古典...
增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(9)

日辰に就いて。 月建と日辰の違いは「冲」の作用にある。月冲は「月破」と称して切り裂くのみであるが、日冲は休囚無気の静爻のみ「日破」となるのが【增刪卜易】の主張である。 【易冒】は重要な古典ではあ...
增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(8)

原典では、月建を先に記載しているので、月建から。 今回は千金賦本文の訳は省略する。 現在の状況では、月建を重視しない。勿論判断を簡単にするためでもあるが、月は地球に最も近い天体であり、また、応期にも関わるので完全に無...
增刪卜易で読む「總斷千金賦」

增刪卜易で読む「總斷千金賦」(7)

易占に用いられる十二運は、水土一体説のものである。 原典には、火の生旺墓絶が脱落しているので補っておく。 十二運の中で、応験のあるものとして挙げられる「長生、帝旺、墓、絶」以外は通常の生剋で看る。古法の「胎」や「...
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